新型コロナウイルスによる職場内のクラスターと家庭内の感染から逃げ切った方法〜家庭編〜

新型コロナウイルスがオミクロン株に置き換わり、第6波は連日多くの感染者が発生しています。筆者は職場の部署内でクラスターが発生し、同僚の多くが新型コロナウイルスに感染しました。その際に、濃厚接触者と判定され5日間の自宅待機中に2回のPCR検査を受けてともに陰性でした。また、家族内の一人に発熱があり、PCR検査の結果、同居家族の一人が新型コロナウイルスに感染しました。このような状況下で、筆者がどのようにして感染を運良く回避できたのか日常を振り返ってみたいと思います。前編は職場編、後編は家庭編になります。

 

家庭内で注意していた点を述べます。

まず、感染発覚前の対応です。感染者である同居家族が鼻水だけですが風邪のような症状がありました。その時点での対応は以下になります。

・鼻水が出ていた同居家族は、家庭内でマスクを着用した。他の家族はマスクしていなかった。

・食事は家族で向き合って前日まで取っていたが、鼻水の出ている家族は黙食とし、会話を始めた時はマスク無しでの会話はやめるように伝えた。

・鼻をかんだり、鼻水に触れた場合は手を石鹸で洗うように促した。

・時折、家の窓を開けて換気をした。

・鼻水が出ていた家族と必要以上に近い距離で一緒に過ごすのを控えた。

 

次に、感染発覚後の対応です。

・最初に、家の中で窓と玄関の扉を全開にして完全に換気を行った。幸い風が吹いており、一方向に空気が押し出された。→家の中に感染者から吐き出されたエアロゾルが残らないように意識した。

・部屋を一つ感染者用にした。部屋は締め切りとし、感染者はトイレ、歯磨き、シャワー以外に部屋から出ないようした。

・感染者が部屋から出る場合は窓と玄関の扉を全開にし、換気を徹底した。また、感染者が触れた箇所はアルコール消毒を行った。

・家族は家の中でも、基本的には不織布のマスクを着用した。

・家族で手拭きタオルの共有は避け、全て使い捨てのペーパータオルとした。

・日中は、1時間に1回は感染者がいる部屋以外の居室の換気をおこなった。

・感染者が解熱後に元気になっても大きな声で隔離部屋から会話しないように、用事があればSNSでやり取りをした。

・感染者の対応は家族一人に限定した。

 

次に、具体的な話です。

・食事を感染者に配膳する時は、お互いにマスク着用とし、扉を開ける側の部屋の換気を行いながら配膳・下膳をした。箸、スプーン、フォークは使い捨てとし、使用後は感染者が自分で袋に入れて縛っておいた。皿類は通常通りに洗剤で洗い、食器乾燥機で対応した。

・感染者の鼻水等の体液がついたものをその都度、感染者が自分で袋に入れて密封させた。

・シャワーは隔日とし、非シャワー日は感染者が自分で体拭きをおこない、下着は着替えたあとに袋で密封した。

・シャワー日は感染者は家族で一番最後とし、浴室へ向かう際や戻るとき、利用後の換気を徹底した。

 

主な対応はこのような形です。これで家族内での感染者は幸いいませんでした。健康観察期間中も感染者以外は元気に過ごし、社会復帰しました。あくまで個人の一経験を共有させて頂きました。少しでも参考になれば幸いです。