深夜の騒音問題の解決法とは?

マンションやアパートに住んでいると隣人の騒音に悩まされることがあると思います。

そこで騒音を解決するための方法をいくつかの段階にわけてご紹介します。

 

最初に確認したいのは、それは本当に騒音ですか?それともあなたが神経質なだけでしょうか?これがそもそもの出発点です。住宅地では環境法によれば夜間は45db以下と定められています。夜間とは10時以降を指します。証明するには客観的な指標が必要になるかと思いますので騒音計を購入し、騒音が発生している時間に動画で撮影しておくのが良いかと思います。

更に言うのであれば三脚で固定した方が良いでしょう。手持ちだと周囲の音を簡単に拾うので信頼性に欠けます。

 

ここで10時以降の騒音で明らかに基準を満たしており、証拠も用意できたら次のステップです。45db以下の場合は申し訳ないですが神経質が原因のため、取り合ってもらえない可能性があります。

 

ここからは選択肢が別れます。

・管理人または管理会社へ相談する

・警察に相談する

・苦情の手紙を投函する

 

間違っても直接言わない方が良いと思います。お互いに感情的になりトラブルの原因になります。

 

<管理人または管理会社へ相談する>

管理人または管理会社へ相談する時は、いつ頃(時期や発生する時間帯)、どの方向から、どのような音かを具体的に伝えます。この時、騒音計で実際に測定できていれば併せて伝えることができればよいかと思います。この時点では管理人や管理会社は訴えでた住人が神経質で言っているのか実際に騒音がうるさいのかわかりません。一般にこのような届け出を受けた場合は管理人や管理会社は対象の部屋にあくまでそのような話があるから他の部屋も確認しているという体裁でヒアリングを行います。しかし、ほとんどの騒音の主たちは自分たちの生活音が騒音となっているとは思っていないので、シラを切ります。次の段階で管理人や管理会社は騒音への注意喚起する内容の趣旨を住人に手紙や張り紙で周知します。しかし、これで解決すれば良いですが、実際に解決する例は稀だと思います。管理人や管理会社はこれ以上の対応は難しいことが多いのでこれで解決しない場合は、他の手段を講じる必要があります。

*ここでは強気にそうだんするよりはうるさすぎて睡眠に障害が出ているというように困っているように伝えるのがベターです。

 

<警察に相談する>

「受忍限度を超えた騒音」の場合は警察に通報するという選択肢もあります。方法としては、騒音が発生した際に110番へ通報し、「騒音被害」であることを伝えます。騒音元の住所を聞かれますのでマンションの場合は部屋番号を聞かれます。経過も簡便に何時頃、どのぐらいの頻度、どのような音がするかを伝えます。通報者は匿名でも構いませんが、マンションの場合は部屋番号は聞かれます。また、マンション自体がエントランスへ入るところにロックがかかっている場合は、通報者が施錠を解除しなくてはなりません。例えば、警察が来たときに自分の部屋にインターホンを鳴らして貰って、マンションの施錠を解除し、該当の部屋に警官に行ってもらいます。基本的に警官は騒音の通報があったことを伝え、注意をするだけですので効果がない場合もあります。

 

<苦情の手紙を投函する>

直接苦情を伝えるよりは匿名で手紙を投函するのがトラブルの回避に有効かもしれません。その時は具体的に、いつ、どんな音に困っているのかを伝え、あくまで相手の生活にも寄り添いつつ、強くやめてほしいことを伝えます。こちらの名前や部屋番号は不要です。

例)

●様(部屋番号で良い)の騒音に耐えかねて、お手紙を差し上げることに致しました。 

 夜間の走る音はかなりの生活騒音となっております。毎晩10時以降に、ドン、ドスン、ズズズという音がかなり響いています。環境法によれば、夜間の10時以降は45db以下と定められています。毎晩、基準を大幅に上回る音が響いております。 

上記の騒音により睡眠に障害が生じております。事情がおありかと思いますが、こちらの事情もお汲み取りのうえ、特に夜間の騒音には十分に配慮していただけますでしょうか。夜間の生活音は思っている以上に響き渡るものだということを念頭に置いて生活して頂ければ幸いです。 

 改善が見られない場合は、管理会社に相談したいと考えております。何卒、宜しくお願いいたします。

 

いかがでしたか?方法はいくつかありますが、手紙が一番効果的な印象があります。

いずれにしても管理人や管理会社からの警告や警察が来ても継続して騒音を出す人はいます。そのような場合は、夜間に耳栓をして寝る。嫌なら引っ越しをするのも一つの方法です。

筆者は今までの経験で、管理人や管理会社へ相談→警察へ相談→手紙、最初から手紙という方法を過去に取りました。どちらのケースも解決したのは手紙を投函した後ですので、手紙が最も効果的と感じています。少しでも騒音解決の一助になれば幸いです。