ベンチプレスやチェストプレスなどを行っていると、手首に疼痛を認めることがある。
<原因>
重量を支え手首を固定する力が不足した時に発生する。酷い場合は、TFCC損傷を引き起こすこともある。
<対策>
リストラップを使用することが有用であると考える。
<リストラップの問題点>
・購入費用がかかる。
・利用方法が不適切である人が多い(筆者の周りだけかもしれませんが、、)。
<目的>
リストラップは、重量負荷がかかった状態で手首に過度に反らす(背屈)ストレスがかかることによる靭帯の損傷等を防ぐことが主たる目的である。
<推奨は?>
ポイント1:リストトラップは手首をまたいで巻く。
手首の下に巻いている人を見かけるが、それでは手首を過度に反らす(背屈)を制限できていないため、効果が乏しい。
ポイント2:手首の動きが制限できるように強く巻く。
巻き方が緩い場合は手首の過度に反らす(背屈)が制限できていないため、効果が乏しい。
※筆者は手首をまたいでかつきつく締めているのでインターバルで外さないと阻血状態で手がしんどくなります。そのため、インターバルでは外します。
<長さは?>
一般に、30cmか60cm程度のものが流通しています。重量によって長さを決定することは難しい問題です。筆者は、ベンチプレス90㎏程度ですが30cmで特に痛みが出現することもなく、利用できています。
<まとめ>
リストラップは、ベンチプレスやチェストプレス時に手首の過度に反らす(背屈)ストレスに対応できるフィットネスギアである。利用時は、手首をまたぎ、長時間の装着が困難なぐらいしっかりと締めて巻けば、90kg程度の負荷がかかっても30cmのリストラップで対応可能である。
※個人により多少の差があると思いますので、すべての人が同様の効果が得られるのかは不明です。私の一経験として参考になれば幸いです。